7話

先ほどから母親の姿が見えませんが

これは私の足元をうろうろしているからです

私に甘える母親の様子をうかがう子猫

ふと、私が教材にされていることに気付きます

子猫にとって人間とは怖い存在です

しかし怖がってばかりでは生きては行けません

母親は近寄ってもいい人間が居ることを教えているのです

子猫はお乳が恋しいのですが

母親はそれを許しません

一見厳しいように見えますが

母親の行動はまったく正しいのです。