猫に見つめられる島

アップダウンクイズ

踏み絵タイトル。

隔たり

残影

野良猫と私との間には深い溝があります向こうからすり寄って来てもその溝が埋まることはありません翔太と同じ背格好の子を見ると私の心は乱れますこの子は救わないのかこの子は置いて行くのか。

波音

この子の一生は波音と共に波が荒ぶれば身を隠し穏やかな波に誘われ海辺へと出てきます。

持たざる者(4)

苦労して見つけた食べ物はねぐらへと持ち帰られますそこには子猫が待っていましたこの子達もそのうち波打ち際まで食べ物を探しに来るでしょう厳しい現実に胸を痛められた方もおられるかと思います猫は産まれ落ちた環境で生きて行く他ありませんが人の認識が…

持たざる者(3)

こうして食べ物を得ていますでもその為には浜辺のそばに居て人がゴミを捨てるのを待っていなければなりませんこの子達はこうして浜辺に縛られています猫は不平を言ったりしません。

持たざる者(2)

海辺に猫が集まっています人の捨てた生ごみを食べる為です波打ち際に捨てられたごみは波に洗われて沖へと流れて行きます猫たちは流される前に食べ物を見つけようと必死です。

持たざる者(1)

この島にはグレーの子の様な子は稀です多くの子は人と距離を取り拒絶の表情を浮かべますしかし人と関わらずに生きてゆくのは困難です。

その後のグレー(2)

兄弟はもう居ないので退屈そう・・・ってそれはしない方がいいよこうして人のそばで暮らす方が余程幸せかと思います次はそうでない子の厳しい現実。

その後のグレー(1)

見つめられる島のグレーの子港から民家へ引っ越しして体もずっと大きくなりましたでもまだ半分は子猫なので相変わらず私の遊び相手になってくれます。

猫との距離(13)

この日を境にこの子の姿を見ることが無くなりました他のふたりのこともあるので私の気は重く、もうこの島へは来られないかもと考えもしましたがある日港から離れた住宅地でこの子の姿を見つけましたどうやらちゃんと面倒をみてもらっているようですもう港で…

猫との距離(12)

というのも私はこの島へ時折訪れる訪問者でこの子はここで暮らす野良猫です島にはこの子を構う多くの人が居ます一方でこの場所で暮らすのにも危険が伴うのも事実です季節は春になろうとしていました。

猫との距離(11)

以前から人懐こい子でしたが更にこの子との距離が縮まった気がしますでも距離が縮まるということは良い事ばかりではありません。

猫との距離(10)

元気にしていた子達の失踪子猫が暮らすには海に近すぎたのでしょうか雨の日に訪れるとこの子は独りで港をうろうろしていました一緒に雨宿り遊び相手が居なくなってさみしいのかしきりに私に甘えます。

猫との距離(9)

漁師さんから余りのお魚を貰っているから自分で食べ物を探す必要が無かったようです或る親子より恵まれた環境島の子供にも可愛がられていたのですがそれにも関わらずこの子を残して他のふたりは亡くなってしまいます・・・

猫との距離(8)

ホテルに入ってた子がどこかへ向かいますこの子も降りてきました漁師さんからの差し入れ他の子が主役になってますが気にしない。

猫との距離(7)

あくびをしたら縄が口に入ってしまいましたそれにしてもこの子達の余裕っぷりは何なのでしょう他の子達はそれなりに頑張ってるのですが。

猫との距離(6)

考えてみたらこれだけ段差のある場所で暮らしているので跳んだり跳ねたりは日常茶飯事そして船に乗り込むのにも跳躍力は必要になります。

猫との距離(5)

にゃんこホテルの住人達それにしても良くあくびをしますあまりの無防備さに心配にすらなりますが猫としての資質は充分のようです。

猫との距離(4)

もうひとりボンボンに魅せられた子がこの子もノリノリです何だか二足歩行の生き物のように見えてきます。

猫との距離(3)

茶トラが何かしてますこのボンボンが気になるの?どれどれやっぱり気になるみたい。

猫との距離(2)

「腹へったー」「何かくれるの?」「何も持ってないよ」「ズコー」何か貰えると期待しているのでしょうかそれとも何か奪われると思っているのでしょうか。

猫との距離(1)

しばらく猫に見つめられる島の話です私は猫を撮りにいくつかの島へ渡っていますがこの島で強く思うのは猫から見られているということ私の「何」を見ているのでしょう。

ハリセンボン

白にゃんに見えますが茶白ですどうやらハリセンボンを頂こうとしているみたいですがいててモグモグ食べられるお魚ではないですね毒は無いのでご安心を。

おいちゃん

島の中心部で暮らすこの子「おい」と呼ぶと寄ってくるよと、面倒をみている漁師さん試しに呼んでみるとおわ!ノリノリで遊び始めましたぶっきらぼうな漁師さんの優しさと女の子に「おいちゃん」は・・・という気持ちが入り混ざり、何とも不思議な心持ち。

窃盗犯

漁船に乗り込む茶トラ獲物を見つけましたがくわえたまま跳ぶのは難しいと判断平らげてから漁船を後にしました完全犯罪。

にゃんこ窓

私がにゃんこ窓と呼ぶ光景今日も私を見つめる猫排水の為の設備なのですが島と海との移動や隠れ場として利用しています驚いたのはまだ眼も開かないような小さな子もこの場所に居るということ落ちないのか心配でしたが成長した今も元気にしています。

にゃんこホテルにて(7)

運動の後は眠くなりますみんなで仲良くぐっすり・・・という訳にはいかないようですがこの場所で元気に大きくなって欲しいです。 次からは小ネタをいくつかお話します。

にゃんこホテルにて(6)

やんちゃ盛りの子猫たちじゃれあいも本格的追い打ちでがぶぅ勝負あり。

にゃんこホテルにて(5)

下には段差があり自由に行き来しています子猫ながら驚きのジャンプ力。