或る親子の話

29話

或る親子の話の続きです写真はお父さん子育ては続いていますお母さんが子猫を連れて歩いていますその後をついて行くとこんな光景が待っていました。

28話

コウイカでしょうか?お兄さんが出てきて一緒に食べるのかと思えばどさくさに紛れてお乳を飲んでいます以前から独り立ちできるか心配していましたがどうやら不安は的中しているようです子猫を育てるのも大変な負担なのに前の子もオシメが取れていません。話…

27話

この姿を見て私は今までに何度も襲われた衝動に駆られます島の売店に走って何かを与えればこの子も子どもたちにお乳を飲ませ私も小さな満足感を得ることができますでもそれは禁じ手として守ってきましたとはいえ見守るのは誠に辛いですテトラポットの隙間か…

26話

今日は釣り人は誰も居ませんお魚をくれる漁師さんの小屋は閉まっていますじっと海を見つめるお母さんお母さんの目には海を泳ぐ沢山のお魚の姿がでもお母さんに獲る術はありません。

25話

後日、前回と同じ場所に子猫が居ましたお母さんと茶白お兄さんも同じ場所に居るのは偶然ではないようですひょっとしてこっちメインで暮らしてる?

24話

安全な隙間でお乳を飲みます目と鼻周りがぐずぐずですやはり3匹育てるのはかなりの負担でしょうそばにはお父さんがくつろいでいましたお母さんに構ってもらえず不満の様子。

23話

波止から戻ってきた親子もうひとりいや、全部で3にゃんのようですここに居れば網や岩が身を守ってくれます他のふたりはここでお留守番していたようです。

22話

正直この場所で子猫に出逢うのは想定外延々と続く波止ぐっとアップにすると親子で歩いているのが判りますまだ小さいから波止をうろうろするのは無理だろうそう考えていたのですが全くの誤りであることに気付かされます。

21話

この日は釣り人が沢山おこぼれを期待しているのでしょうお母さんが歩き始めました向かう先には・・・

20話

或る親子の話の続きですタグを独立させ、読み易くしましたさて、前回の記事を書いている時には再び親子の姿を見失っていましたさんざん探し回って見つかったのはお父さんのみ再び出逢えたのはひと月後お腹がすっきりしています子猫の方も元気みたい。

19話

側溝の穴をごそごそこの子がしっかりと生きて行けるかお母さんは無事出産できるかいろいろ心配は尽きませんがこの写真で一旦中断しますこの子たちに幸多かれ。

18話

お母さんのお腹はもうパンパンお父さんと仲良しなのも変わらず赤ちゃんが産まれたらこの子に構ってあげることも出来なくなります。

17話

見つけたのは漁師小屋のそばここでお魚を貰えるので猫にとっては重要な場所ですお母さんも居ます

16話

その後子猫を見かけなくなります茶白は他にも沢山居るので見つけるのも一苦労なんですが2か月も見かけないともう逢えないのではないかという気になりますが・・・良かった、元気にしていました。

15話

おずおずと近寄ってきて私の様子を伺いますこのあと、撫でることが出来ました出逢ってから6ヶ月めのことですぎこちないながらもコミュニケーションをとることができ独り立ちへの不安が少し和らぎます。

14話

しばらくして戻って来ると今度はお母さんと一緒に居ました私を見てごろーん子にゃんも私を意識してますそうそうそうやって人間に甘えるんだよ。

13話

そばでお昼寝していたお父さん子猫を誘って寒さを凌ぎます その姿には言葉が出ません。

12話

両親が仲良くしている間子猫はひとりでじっとしていました写真では分かりにくいですが強い冬の風が吹いていますこの場所に居るのには理由があるのですが凌ぎやすい場所を見つけられないあたり相変わらずの不器用ぶりですもう独り立ちしたのかと思いましたが…

11話

或る親子の話の続きです 季節は冬に戻ります海辺で茶白父さんを見つけましたそばにはお母さん相変わらず仲良しです。

9話

そしてこれが今月の写真父親がお魚にかぶり付いていますお腹が膨れるとお昼寝で体力温存母親もお魚をくわえています向かう先には子猫が待っていました。

8話

海辺を歩く親子子猫のしっかりとした足取りに成長の跡を感じますお母さんも大変ここで一休みしてねぐらに戻るのでしょうずっと見守りたいところですが帰りの船が出る時間次にまた逢えることを信じてこの場を後にします。

7話

先ほどから母親の姿が見えませんがこれは私の足元をうろうろしているからです私に甘える母親の様子をうかがう子猫ふと、私が教材にされていることに気付きます子猫にとって人間とは怖い存在ですしかし怖がってばかりでは生きては行けません母親は近寄っても…

6話

子猫に父親の威厳を示したあと山へと帰って行くお父さん子猫はちょっと遊び足りないようです。

5話

初めて親子が揃いましたしばらく逢わないうちに子猫はすっかり大きくなっています父親としばらく遊びます。

4話

それから母親には出逢うものの子猫の姿を見つけられないまま月日が経ちましたある日海辺に居た茶白がだんだんと私の方へ向かってきますこちら側の海岸では珍しいことなので不思議に思っていると反対側からあの親子が現れました。

3話

お母さんはこの子写真を撮るのも(逆に)苦労する人懐こい子ですその母親の後を必死で追いかける子猫この子に夢中になっているともう片方の子が島の女の子に追いかけられていますどうやら可愛いので連れて帰る様子気にはなりましたが出港の時刻ですこの島を…

2話

こうしてこの子たちのことを気に掛けるようになりました別の日防波堤の隙間で再会します無事にしているのを見て安堵親らしき姿。

1話

初めてこの島を訪れた時に出逢った子猫もう帰らねばならない時間だったのですが心を惹かれシャッターを切りました傍らにもうひとり「こんな場所で大きくなれるのだろうか」そう思ったのを憶えています。